「Behind THE COVE」という映画を知っていますか？これは捕鯨問題に疑問を持った八木景子さんが1人で取材し、作ったドキュメンタリー映画です。第39回モントリオール世界映画祭ドキュメンタリー部門にも出品されたそうです。
私が子供時代は学校給食によく出てきた鯨肉ですが、今は漁獲量が減っているので、なかなか見かけることがなくなりました。

なぜそうなったのか。実はあまり深く考えていませんでした。
景子さんはあることがきっかけで、この映画を作ることになったそうですが、その情熱、探究心、行動力は半端ないです。そして、その情熱でいろいろなシンクロが起こり映画ができ、世界中で発信されるようになったそうです。情熱って全ての原点なんですね。

この映画は国内外の文献を紹介したり、いろんな立場の方にインタビューしていてとても中立な視点で描かれています。映画を観た後、景子さんの話を聞き、今まで知っていた情報がいかに偏っていたかに気付きました。そして、自分の生活に直接関係ないと無関心になったり、メディアの情報や大多数の意見を信じてしまいがちですが、景子さんのように疑問を持ち調べ、真実を知ること、また自分はどう思うかを考えることはとても大切だなと思いました。

日本人が昔から大切にしてきた鯨との歴史や外国から見た日本を知ることもできる素晴らしい映画です。日本をもっといい国にしたいと思っている方には観ていただきたいなと思います。