土曜日の朝、大好きな「チコちゃんに叱られる」を見ていて、エンディングにでてくるキヨエちゃんのぬいぐるみがほしいなとふと思い、NHKスタジオパークに行くことにしました。残念ながらキヨエちゃんのぬいぐるみは売っていなかったのですが、私が大好きな大河ドラマ、朝ドラの小道具が展示してあったり、チコちゃんコーナーや人気番組のクイズコーナー、ニュースキャスターを体験ができるブースもあり、とても楽しむことができました。

そのなかに、アテレコを体験できるブースがありました。私が中学1年生のときの夢は声優で、当時のことを思い出しました。アニメが好きで、声優になりたくて、養成スクールのパンフレットを取り寄せ、ドキドキしながら、父に見せました。父が業界の人だったこともあり、「こんな奴がやっているのはたいしたことはない」との一言。「そんなぁ」他のスクールを紹介してくれるわけでもなく、私の夢は儚く消えました。

憧れだったアテレコ。「やってみたい！」子ども向けの体験ブースですが、おとなもやっていいというので、挑戦してみました。選んだのは「忍たま乱太郎」の乱太郎の役。ちなみに主人はシンベイの役です。始めはお手本の動画が流れ、それから本番。子どもができるように字幕はひらがなとカタカナですが、映像と声を合わせるのは、意外に大変でした。収録したあと、映像と自分の声が一緒に流れたときは感無量でした。

あれから38年。年月が経っても子どものときの夢は忘れないもの。夢を反対され、父を恨んでいましたが、今振り返ると、ただ心配してただけだったことがわかります。父のせいではなく、諦めたのは自分。自信がなかったからです。今は100年時代といわれます。これから声優の学校に通うのもありかも（？！）しれませんね。