女らしさ

私はずっと女性は損だなと思っていました。毎月生理があるし、高校生時代、姉のことで母を責めている父を見て、経済的に自立していないから言い返せないんだと思っていました。そして、就職すると、与えられる仕事は男性の補助や雑用。責任がない分気楽ですが、やりがいはありませんでした。結婚してからは、仕事と子育てで悩む日々。時間がいくらあっても足りないとストレスはマックスでした。

結婚前は自己肯定感が低く、どこかでこんなものと諦めていたのかもしれません。そして、結婚後は、自己肯定感を上げるために頑張ってきたように思います。主人が仕事で頑張っているのだから、私も子育てを頑張らなくては。また、子育てが楽になると、仕事や学校、地域の活動に頑張らなくてはと常に競争していたように思います。

でも、ある本に出合い、自分が元々素晴らしいものを持っていることに気づきました。女性ならではの柔らかさ、温かさ、柔軟性、共感力、多様性、コミュニケーション力、直感力など。体力的に弱いですし、感情に敏感なので、ストレスを感じやすいですが、元々男性とは違うもので、補うために男性と女性がいるのだとわかると徐々に気持ちが楽になっていきました。

また、女性しかできない出産や子育て。これは、女性に生まれた特権だなと思えるようになりました。陣痛の辛さに耐えられる身体はまさに神様からの贈り物。そして、子育てを通して得られる母子一体感は男性には味わうことはできません。今まで、社会的にも女性は損だなと思っていましたが、角度を変えて見ると、いろんな良いことがあるということがわかりました。今は女性に生まれてよかったなと思います。

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