自分らしいライフワークの見つけ方 No.8
3年前、私は、充分幸せだと思っていました。
10代に思っていたことは大体叶っていましたし、家族も元気でしたから。
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その頃、私は体力作りのため主人と月1回山登りをしていました。
5月のある金曜日、山に登る前に立ち寄ったコンビニである本を見つけました。
心屋仁之助さんの「一生お金に困らない生き方」という本です。
安心した老後のためにお金をどう増やすか考えてたので、怪しいタイトルでしたが
なんとなく気になりました。
「どうしようかな」
主人に聞くと
「買っちゃえ、買っちゃえ」
「自分では買わないくせに」と思いましたが、面白そうなので買ってみました。
帰って読んでみると、奥が深い内容でした。
「お金についてこんな風に考えている人がいるんだ」
興味がわき、最後に書いてあったメルマガに登録しました。
無料で7日間、人生について書かれた文章が送られてきました。
「無料なのに、良いこと書いてるなぁ」
その後、メルマガで講演会を浅草で開催するというお知らせが載っていました。
「この人に会ってみたい」
直感ですぐローソンにチケットを買いに行きました。
初めは主人と行くつもりでしたが、なぜか1枚しか買えませんでした。
「まあいいか」
当日ドキドキしながら会場に行ってみると、たくさんの女性が来ていました。
「人気があるんだな」
その時は、テレビにも出演された有名な方だとは知りませんでした。
仁さんの話はショッカーについてでした。
ショッカーとは、仮面ライダーに出てくる悪役です。
仁さんは「みんなショッカーになろう!」というのです。
始めは「変な人だな。この人何いってるんだろう」と思いました。
でも、ショッカーは自由で好きなことをしているだけ。
また、仮面ライダーが正しいから、ショッカーが悪になっている。
仮面ライダーは孤独で常に監視をしている。
仁さんの話を聞いているうちに、自分も仮面ライダーになっていることに気づきました。
いつも旦那さん、長男、次男、生徒のことを監視している。
常に正しい、間違っていると判断している自分に気がつきました。
「いつも監視しているから、疲れてるんだ」
仁さんは最後に何曲か歌を歌ってくれました。
「100点のうた」
「ホントは・・・」
「OK!!]
泣けました。
講演会が終わった後、本とCDを買って帰りました。
家に帰って何回もCDを聞きました。
「完璧じゃなくていい」
「がんばらなくていい」
「デブでも、ブスでもいい」
「離婚しててもいい」
良い妻、良い母、良い嫁、良い娘をしようと頑張っていた自分にも気がつきました。
離婚したことで、失敗したくない、認められたいという気持ちが強かったからかもしれません。
「気づいたけど、どうしたらいいの」
「やれるけど、やらない。好きなことだけすればいい」と仁さんはいいます。
・・・といっても、やらないと皆困るし。
そう思っていたら、その後行った山登りの帰りに立ち寄った温泉の外湯で転倒。
右手と背中をぶつけ、右手は大きく腫れました。
次の日、病院に行きましたが、痛くて動かすことができず、2日間
主人にご飯、掃除、洗濯を任せることになりました。
神様から強制的に「おやすみしなさい」といわれているような気がしました。
私が講演会で買った仁之助さんの本「がんばらない成長論」がきっかけで、
主人は会社を辞め起業しました。
その後、主人が本田健さんの本「大好きなことをして人生を自由に生きる!」
を買ってきて、メルマガを登録したことで、本田健さんの主催する八ヶ岳の
合宿セミナーに参加することになりました。
我が家の一大変化は一冊の本から始まりました。
偶然のようにも思えますが、振り返ると全て必然だったのかなと思います。
<今回の振り返り>
〇何気ないきっかけで全ては始まる。
〇直感を信じて動く。
〇メンターの存在は大きい。
〇気づいて行動しないと、強制終了になる。
〇家族の中では相乗効果が起きる。
今日も長文を読んでいただき、ありがとうございました。
みなさんにも変わるチャンスはたくさんあると思います。
ただ、それをおもしろいと思って行動できるかどうか。
一歩新しい世界に踏み出すと、思ってもいなかった世界が見えてきます。
次はあなたの番ですよ。