思い出の曲

「三百六十五歩のマーチ」という曲をご存知でしょうか?昭和の時代に流行った水前寺清子の曲です。この曲は、私が小学生の時によく車で聞いていた思い出の曲です。父はドライブが好きで、よく家族で出かけていました。私も出かけるのは好きでしたが、父がタバコを吸っていたので、車の嫌な匂いと荒い運転で、いつも酔っていました。

どうしたら車に酔わないでいられるか、一生懸命考えました。いろいろ試し、考えた作戦は、何かを食べて気を紛らすか、楽しいことをすることでした。姉と一緒にピンクレディーやキャンデーズの歌を歌ったり、しりとりをしたり。飽きて来ると、景色を見ながら、音楽を聞いていました。

音楽といってもJ‐popではありません。あったのは演歌ばかりで、私は好きではありませんでした。その中で唯一いいなと思ったのが、「三百六十五歩のマーチ」でした。明るいリズムが好きで、気分が楽しくなりました。なので、車に乗ると、必ずリクエストしかけてもらいました。

「しあわせは歩いてこない。だから歩いてゆくんだね。一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩さがる・・・」最近よく思い出すので、改めて歌詞を見ると、シンプルですが、本質をいってるなと思いました。人生いろんなことがあるけれど、1歩ずつ進んでいけば、たとえ失敗しても、幸せになれる。「父は私の夢を応援してくれない」とずっと思っていましたが、この曲を通して私の人生を応援してくれていたんだと思えてきました。

Follow me!