卒業式

昨日は次男坊の高校の卒業式でした。彼の学校は、県立の偏差値もそんなに高くない学校です。とても個性を大切にしていて、美術ではよく賞をとっていたり、部活動が盛んです。秋の文化祭では、3年生が各クラス毎にミュージカルをします。次男坊がこの学校を選んだ理由は、家から近いから。自転車で行ける範囲で、自分が入れる学校がよかったからでした。

卒業式の後、次男坊を迎えに教室に行くと、担任の朝倉先生が、寒いので教室の中に入るよう勧めてくださいました。朝倉先生は女性の数学の先生です。先生は1人ずつ、卒業証書と成績表を渡していました。そして、渡す時に必ず一言声を掛けていました。驚いたのは、全員名字ではなく、名前で呼んでいたのです。名前で先生に呼ばれるなんて、幼稚園以来でした。

最後に先生から愛のこもったメッセージが伝えられました。「美しく生きてください。もし、2つの道があった時は、付加がかかる方を選んでください。そうしたら、きっと人生が楽しくなります」「今は将来何をやりたいかわからなくても、前に進んでください。やっているうちに、本当にやりたいことがきっと見つかります」子どもたちを想う気持ちが伝わってきて、先生同様、自然と涙がこぼれました。

次男坊はあまり人と交わることが好きではありません。なので、部活にも入りませんでした。でも、そんな次男坊も含め子どもたちの個性を大切にし、才能を見つけ、伸ばしてくれた学校、先生に出会えて、本当にありがたかったです。これからは、個性的で主体性が求められる時代になってくるので、こういう学校や先生が増えればいいなと思います。

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