自分らしいライフワークの見つけ方 No.3

念願の大学生活が始まりました。

先生は全員アメリカの本校からきた方ですが、生徒は全員日本人。

外国に憧れるキャピキャピした18才~20才の若者たちでした。

私は社会経験もあり、結婚しているので、彼らとの温度差はかなりありました。

その中でも、おとなしい子と友達になり、いろいろ教えてもらいました。

宿題のやり方、先生の傾向、そして、過去問も回してもらいました。

持つべきは優しい友人ですね。

でも、彼らのように遊んでいる時間はありません。

膨大な宿題の量と学費を捻出するためにアルバイト、そして主婦業。

人生でこんなに図書館に通い、勉強したことはなかったと思います。

でも、充実感があって生きている感じがしました。

どうせやるならAを取りたい。

むくむくと目標がでてきました。

そして、1年後にはAを取ることができるようになりました。

学校生活に慣れ、目標のAを取ると、また先が見えなくなっていきました。

このまま卒業して、自分はどうしたいのだろう。

仁美さんみたいに子どももいないし、一軒家もないし・・・。

元旦那さんは子どもが欲しくないようで、その話題を避けているようでした。

当時私も嫌な雰囲気になりたくなくて、そのことは話さなくなっていました。

そんな時、昔のセミナーの仲間から一緒にビジネスをやらないかと
誘われました。

説明会に行くと、皆それぞれ夢を持っていて、キラキラしていました。

「この人たちと一緒にいたら、何か夢が見つかるかも」

迷いながらも始めると、次第に面白くなり、はまっていきました。

そのうち、苦労して入った大学にも行かなくなり、ビジネスの仲間
と一緒にいる時間が増えていきました。

遅くなって帰ると、元旦那さんは寝ていました。

そんなすれ違いの生活でしたが、旦那さんはもめ事が嫌いな人だったので、
けして怒りを表に出しませんでした。

私に関心がないのかも。

どこかで止めてほしい気持ちがあったのかもしれません。

怒らせたかったのかもしれません。

でも、どうしたらいいのかわかりませんでした。

ある日、いつものように遅く帰ると、テーブルの上に1枚のCDが置いてありました。

沢田知可子の「会いたい」

元旦那さんが好きな曲で、カラオケで私がよく歌っていた曲でした。

もう昔のように一緒に笑えない。

住む世界が違う。

そんなメッセージのように思えました。

嫌いになったわけではないけれど、このまま一緒にいてもお互いのためにはならない。

相手が変われば、私も彼も幸せになれるかも。

勇気を出して、私の方から離婚を言い出しました。


自分で決めたこととはいえ、引越しし初めて1人になると、孤独感、無価値観が襲ってきました。

いい歳して、親に心配かけて何やってるんだろう。

私の人生終わった。

やる気がなくなり、仕事も辞めました。

段ボールの箱に囲まれながら、何日も泣き続けました。

暫くすると、生活していかなくちゃと思い、派遣に登録し
アコムの事務所で働き始めました。


そんなある日、知り合いから副業の話が来ました。

毛皮の展示会の話でした。

仕事の内容を聞きに行くと、社長さんが
「皆夢をもってやっているんだ」と話してくれました。

実際展示会にも行ってみると、皆生き生きと楽しそうに仕事をしていました。

「わぁ~。私も一緒に働きたい」

派遣の仕事が単調で飽きていたので、すぐにお手伝いすることにしました。

<今回の振り返り>

〇夢中になると、思ってもみない力が出てくる

〇目標が明確でないと迷走する

〇パートナーとは本音で話そう

〇人は周りの人間関係の影響を受けやすい


〇人は孤独に弱い

〇将来のビジョンをもとう


また、流されている私がいますね。 (笑)

さて、この後どうなるのか。私のライフワーク探しの旅は続きます。

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